はじめに:手数料は「長期運用のリターン」を左右するカギ
投資信託を選ぶとき、リターンばかり注目しがちですが、
実は手数料の違いが将来の資産額に大きな差を生むことをご存じでしょうか?
特に積立NISAやiDeCoのように長期でコツコツ積み立てる投資では、
「信託報酬(運用管理費)」が低いほど、結果的に資産が増えやすくなります。
この記事では、2025年時点で手数料が安く、
かつ人気と実績のある投資信託をランキング形式で紹介します。
投資信託の手数料の種類
投資信託のコストには、実は3種類の手数料があります。
「手数料が安い投資信託」を選ぶには、この3つの違いを正しく理解することが大切です。
① 信託報酬(運用管理費用)
投資信託を保有している間ずっとかかるコストで、
ファンドの運用・管理・情報提供などにかかる費用です。
年率で表示され、たとえば「0.1%」なら年間で資産の0.1%が自動的に差し引かれます。
👉 長期投資ではこの信託報酬の差が最終リターンに直結します。
② 販売手数料
証券会社や銀行で購入するときに発生する「購入時の手数料」です。
しかし、現在は**販売手数料無料(ノーロード)**のファンドが主流。
楽天証券・SBI証券などのネット証券では、ほとんどの人気投信が無料です。
③ 信託財産留保額(解約手数料)
投資信託を解約・売却する際にかかる費用で、
短期売買を抑制する目的で設定されています。
最近では0円のファンドも多く、こちらもコスト差は小さいです。
信託報酬が安い投資信託TOP5
以下は2025年10月時点で信託報酬0.1%以下の代表的な低コスト投資信託です。
(出典:各運用会社公式サイト)
| 順位 | ファンド名 | 運用会社 | 信託報酬(年率・税込) | 主な投資対象 |
|---|---|---|---|---|
| 1位 | eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー) | 三菱UFJアセットマネジメント | 約 0.05775%以内 | 世界の株式市場全体 |
| 2位 | SBI・V・全米株式インデックス・ファンド(VTI連動) | SBIアセットマネジメント | 約 0.0938% | 米国全体の株式 |
| 3位 | たわらノーロード先進国株式 | アセットマネジメントOne | 約 0.0989% | 米国・欧州など先進国 |
| 4位 | ニッセイ外国株式インデックスファンド | ニッセイアセットマネジメント | 約 0.098% | 先進国22カ国株式 |
| 5位 | eMAXIS Slim 先進国株式インデックス | 三菱UFJアセットマネジメント | 約 0.09889%以内 | 先進国主要株式市場 |
・積立NISA・iDeCoの対象商品にも多く採用されています。
・特に「eMAXIS Slim」シリーズは、コスト引き下げ競争のトップランナーです。
コストを下げるコツ
低コスト運用を実現するには、購入方法とファンド選びがカギになります。
ノーロード(販売手数料無料)ファンドを選ぶ
販売手数料がある投資信託は、買った時点で数%の損が発生します。
ノーロードファンドを選ぶことで、スタートから手数料負担ゼロにできます。
ネット証券を活用する
店舗型の金融機関では販売手数料が高め。
一方、楽天証券・SBI証券・マネックス証券などのネット証券なら、
ノーロード+信託報酬の安い投信を幅広く取り扱っています。
💡 積立設定も1円から可能なので、自動積立+低コスト運用に最適です。
安い=良いではない理由
「手数料が安い投資信託」が注目されがちですが、
“安い”=“良い”とは限りません。
投資信託を選ぶ際は、以下の点にも注目しましょう。
| チェック項目 | 解説 |
|---|---|
| ✅ 純資産残高 | 100億円以上あると安定運用されやすい |
| ✅ 運用実績 | 長期で指数通りのリターンが出ているか |
| ✅ ファンドの透明性 | 情報公開が明確で、運用報告が丁寧か |
👉 たとえ信託報酬が安くても、純資産が少なすぎるファンドは**繰上げ償還(強制終了)**のリスクがあります。
また、運用実績が不安定なファンドはコストを上回る損失を出す可能性も。
まとめ:コスト×実績のバランスで選ぼう
手数料が安い投資信託は、長期投資を成功させるための大切な条件です。
しかし、「安い」だけでなく、信頼できる運用実績や純資産の安定性も忘れずにチェックしましょう。
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信託報酬は年率0.1%以下が目安
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ノーロード&ネット証券でコストを抑える
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実績・純資産も合わせて確認する
コツコツ積立を続けるほど、わずかな手数料の差が将来の大きな差になります。
長期で資産を育てたい方は、今回紹介した低コスト+安定実績のファンドから始めてみましょう。

